前立腺肥大の治療その前に

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温熱療法、レーザーでの療法

前立腺肥大の薬物や手術での療法以外では、温熱療法・レーザー療法が用いられることも多い。

温熱療法は、尿道や直腸からマイクロ波や超音波を発する装置を挿入し、前立腺を50度以上の熱で温めて肥大を縮小させる方法。マイクロ波を用いる方法をTUMT(経尿道的マイクロ波高温療法)と呼び、超音波を用いる方法をHIFU(高エネルギー焦点式超音波療法)と呼ぶ。温熱療法は体への負担が軽く、副作用を引き起こすこともほとんどないが、根本的な治療ではないため、療法をやめると半年~1年程度で症状は元に戻ってしまうというデメリットがある。

レーザーを使用する方法もいくつかあるが、代表的な方法はTULIP(経尿道的超音波ガイド下前立腺切除術)と呼ばれるもの。超音波とレーザー光線を発する装置を尿道から挿入し、超音波画像で前立腺を観察しながらレーザーで患部を焼き落とす。手術は早ければ15分程度で済み、出血も少なく体への負担は非常に軽い。焼き切った組織は自然に剥離して尿とともに排出されるが、剥離するまでに多少時間がかかる。超音波ではなく内視鏡で観察しながらレーザーを用いる方法はVLAP(経尿道的直視下レーザー前立腺切除術)と呼ばれる。双方ともに、3~5日程度の入院が必要となる。

また近年、レーザー治療の中でもホルミウムレーザーと呼ばれるレーザーを用いたHoLAP(ホルミウムレーザー切除術)を応用したHoLEP(ホルミウムレーザー前立腺核出術)という方法も注目されている。これは肥大した前立腺の内腺をレーザーでくりぬき、器具で吸い出す方法で、従来は開腹手術が必要な大きさの肥大でも適用することができる。

 
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