40代後半~50代くらいになり、尿の出が悪いと感じるようになったら、泌尿器科での検査を受けてみる方がいいかもしれない。病院では、症状の度合いに応じて次のような検査が行われる。
問診…医師による診察で自覚症状を確認したり、他の病気との鑑別をする。国際前立腺症状スコアによるチェックも用いられる。
尿流量測定…1秒あたりどのくらいの排尿があるか測定する。健康な人は2~30秒で250~400mlの尿が出る。軽度の場合は15ml以下、中度で10ml以下、重症で5ml以下となり、健康な場合と同じ量を排出するのに2~3分もかかってしまう。膀胱に200ml以上の尿がないと正確に検査ができないため、超音波検査で尿の量を観察してから行われることが多い。
直腸診…前立腺の大きさや形、硬さ、痛みの有無を、肛門から直腸に指を入れて触れて調べる。疾患の約7割ほどはこの診断で判明する。
超音波診断…超音波を臓器に当てて反射映像を見て診断する。一般的には腹部の上から超音波を当てるが、肛門や尿道から装置を挿入する方法もあり、後者は痛みを伴う。
膀胱内圧検査、尿道内圧検査…尿道からカテーテルを挿入して膀胱・尿道の内圧を検査する。痛みを伴う場合もある。前立腺が肥大している場合は尿道の圧力が高くなり、大きさも推測できる。
血液検査、尿検査…尿路の疾患を調べたり、前立腺ガンとの鑑別のために血液を検査する。血液検査は腫瘍マーカー検査と呼ばれる。
X線検査…造影剤を注射し、膀胱や尿道の状態を撮影する。造影剤が尿として排出されるまでの様子を知ることができる。