前立腺肥大の治療その前に

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薬物による治療

薬物療法に使われる薬の効果と副作用

前立腺肥大の治療には薬物療法、手術療法、物理的な療法という3種類がある。症状の度合いにもよるが、まず薬物療法が最初に行われることが多い。薬物療法に使用される薬は、だいたい以下の3種。

【α1ブロッカー】

α1(アルファワン)ブロッカーは、最もよく使用される薬。患者のおよそ6割に効果を発揮するといわれている。効果としては、交感神経を落ち着ける働きによって膀胱や尿道が前立腺で圧迫されるのを軽減し、尿の勢いを増してスムーズな排尿を助け、残尿の軽減にもなる。排尿時以外では膀胱が活動しすぎることを抑え、日中・夜間の頻尿を軽減させる。この薬は高血圧の療法にも使用されることがあるため、高血圧の薬物療法を行っている場合は、医師に伝えておく必要がある。副作用としては、めまい・ふらつき・立ちくらみなどの症状が出る場合がある。

【抗アンドロゲン剤】

男性ホルモンの働きをコントロールする抗アンドロゲン剤は、前立腺を縮小させる働きがある。ただし治療には半年以上の期間が必要とされる。効果は高いが、副作用として肝機能障害、女性化乳房、インポテンツなどの性機能障害、血栓の可能性などがある。

【漢方薬・生薬など】

上記以外の薬物療法として、漢方薬やアミノ酸製剤、植物エキス剤などが使用されることもある。上2種より使用されるケースは少ないものの、副作用がほとんどないというメリットを持つ。排尿困難や頻尿、残尿感などの自覚症状が改善するといわれているが、作用のメカニズムや効果については未知数で解明されていない部分が多い。

 
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