肉類など食の西洋化が進んだことによる健康への影響はよく言われていることだが、前立腺肥大に関しても動物性脂肪を多く含んだ食事は男性ホルモンの分泌を促すために好ましくない。逆に、一汁三菜の日本食は野菜と魚を中心としており、高血圧などの生活習慣病予防にも役立つ。
アメリカのあるガン研究所の報告では、脂肪や牛肉・豚肉などを毎日食べるグループと週1回未満しか食べないグループを比較したところ、前者は発病のリスクが38%も増加したという。また毎日4品以上の野菜を食べる人は1品未満の人に比べ32%もリスクが減少し、脂肪の少ないたんぱく質を多く摂る人はリスクが15%減少したという。脂肪の多い食事は肥満にもつながり、リスクを高めると言える。
野菜や海藻類を多く摂取するとビタミンやミネラルを摂れるだけではなく、食物繊維によって便秘を防ぐ。便秘は前立腺の鬱血を招くため、便秘を解消できる食事が好ましい。
体内の老廃物は水分とともに尿となって排出される。その働きを損なわないためには、1~2リットルの水を摂取する必要がある。排尿障害を意識しすぎて水分を減らすと尿の量も減り、かえって症状を悪化させてしまうばかりか腎機能が低下し尿毒症を起こす可能性もある。
アルコールは適量であれば病気のリスクを減少させるが、過度の摂取は排尿障害の原因となる。コーヒーは利尿作用とカフェインによる覚醒作用があり夜間の摂取は頻尿を招くため、夜の摂取は控える必要がある。